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上海胡蝶蘭
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作詞 小桜 楼蘭 |
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空に広がる雲の白さ
細い腕伸ばし掴もうと
幸福を 運ぶように空飛ぶ
蝶を眺め
小川に映る自分の姿
手に取ろうと伸ばしたけれど
揺れ動いて取れないことは
とうに知っていた
夜明け待つ空 一人紅茶を淹れる
満ちた月眺め 兎の人形を抱く
少女の瞳には 胡蝶蘭が羽ばたく
幸福を掴もうと伸ばした少女の細い腕
届かない いつまでも
幸せはそこにはないのだと
掴む手は握りしめられてた
届かない いつまでもアリスの理想郷には
届かない いつまでも
届かない いつまでも少女の理想郷には
届かない いつまでも いつまでも
それでも それでも信じていた
触れてたい 触れてたい アリスの祈りにいつまでも
触れてたい 触れてたい 信じたい
届かない いつまでも少女の理想郷には
届かない 胡蝶蘭 舞っても
だけれど だけれど信じていた
胡蝶蘭 群れで空 月を包み込んで行きは散り
少女の背中には 今
一対の 蝶の羽 空を羽ばたくアリスの夢
もう一度 手に取りたい 夢
それでもなお歴史は残酷で
チャイニーズティーに映るのは
叶わない 永遠の 一部始終が流される
飲み干せど 飲み干せど
変わらない 運命は 逃げることなど許されない
上海の夜を舞う
届かない
掴みたい 掴みたい 小川に映る姿
胡蝶蘭の夢は遠く
上海の空埋め尽くして…
それでもなお 月は明るく
蝶は沈む・・・
花は枯れ・・・
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