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DEAR MOTHER
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| 作詞 塚本 |
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『おはよう』の一言で 今日の一日が始まる
あの日もそんな風に 朝を迎えた
いつものようにパンを頬張り制服に身を包む
お母さんが作ってくれたお弁当を
かばんに詰める 教科書の下に埋もれた
お弁当箱のにおい
『いってきます』と元気に 靴を履きながら言う
あの日もこんな風に 家を出て行ってた
いつものように『いってらっしゃい』暖かい声
お母さんがアイロン当てたシャツに身を包む
すこし重たい教科書持ってはりきる新学期に
先輩気分になる
本当にいつもと変わりがなくて
なんでなんだろう と叫ぶ ありがとうの一言も
伝えられずに別れてしまう
未だに受け止められずに居るの
『お母さん』と言える事は嬉しいことって思う
あの日もそんな風に 呼んだよね
いつものように会話を交わす昨夜の晩を思い出す
お母さんに 話すことはとてもくだらない
事だったよね そんな会話にも相槌うつ
大好きな香りと共に
『しっかりしなさい』が口癖で その日の緊張が生まれる
あの日もそんな風に 元気を分けてくれた
いつものように微笑むお母さんの顔が瞳を閉じてても
まぶたの裏に焼け付いてるの 寂しい気持ちやわらぐ
お母さんに買ってもらった本を読んでた
時間 そのときは来たんだ
爆音と共に悲鳴が響く 尼崎市の市民
何が起こったのか知らなくて本を読んでた
先生が私を呼び出す 嫌な予\感が的中してた
どうすればいいの？
事故現場に野次馬たちが ケラケラ笑って
カメラにピース 携帯電話を片手に持って
被災者の残る 電車をシャメる姿に心痛む
辛くて仕方がないよ
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