|
|
|
循環線
|
作詞 楠木葵 |
|
薄く硬い地面に 夕日の光を重ねる
不規則なリズムで 土を蹴りながら
バス停へ向かう 午後6時
今日は何があったっけ 片手に思い出ぶら下げ
何も無い景色に 悪態をついた
傍で輝く 星も見ずに
排気ガスを吐きながら ボロいバスが止まる
重い足を持ち上げて 軋む椅子の上へ乗る
過ぎ行く景色に 終わりなんか無くて
進み続ける 走り続ける
中で戸惑う僕なんか お構\いなしで
揺らし続ける 迷い続ける
壁に飾られていた 止まりますのライトに
どうにも届かない 誰か押してくれ
不意に零した 午後7時
懐かしい草の匂い そろそろ降りなきゃ
結局誰も乗らなかった また1人で空回り
開いてく道に 終わりが欲しくて
願ってみたよ 祈ってみたよ
ガラス越しに映る星に 望んでみても
残ったものは 揺れ続けてる
「次のバス停は”明日”です。
ご利用ありがとうございました。」
無秩序に光るライトが 僕を照らす
過ぎ行く景色に 終わりなんか無くて
進み続ける 歩き続ける
今も戸惑う僕なんか お構\いなしで
揺らし続ける 迷い続ける
|
|
|