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死者の重なる荒野で僕は
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作詞 麻月さかぎ |
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ひび割れた荒野には死者たちが重なり
伸ばされた手は何もつかんではいない
砂混じりの風は
赤く汚れた僕の体を容赦なく叩きつけていく
うっとうしいはずのそれは何故だろう
今の僕には必要な気がした
動かない体はとても重く
錆び付いた思いはもう二度と戻らない
重なる死者たちの双眸は開かれていて
けれどそれには何も映らない
争うことに意味はなく
ただ意識下でそれは意味あることだと思っているだけ
その勘違いを失って傷ついて僕は気付いた
だからどうか信じたことのない
完全無欠で残酷なほど優しい神様へ
愚かな人間たちにそれを気付かせてやってくれ
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