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Metal wind
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作詞 アウトレット |
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少しの苦味を伴う風が
立ちはだかるビルの隙間埋めるように
夢見る者を貫こうとする
野望だけはやけに熱いこの街で
広がってる空は同じでも
沈む夕陽はビルに細切れにされ
感傷という名のロマンチストは
僕の中から逃げ出したようだ
ここに僕を呼び寄せた ナニカは
雑踏の中にまだ 残ってるかなぁ?
冷たく鋭い風に吹かれて
夢を串刺しにされてしまないように
悲しいかな心が硬くなる
野望だけはやけに熱いこの街で
面積が大きくなった両手で
なんでも全部掴めると思ってた
でもこの街で日々膨らんでる
野望はとても掴めない、と
逃げ込んだ地下で目に留まった
地下鉄の路線図 蜘蛛の巣のよう
逃げ出そうする僕を絡めとる
生暖かい水銀のような危険な風
「どうするんだ」と耳元で囁く
答えはまだ見つけ出せない
衛星からも見える夜の光
「宇宙飛行士さん、綺麗ですか?」
その光に僕が背を向けると
逆光に縁取られた僕は闇に溶ける
夜の闇に溶け込まないように
強がってその光を睨みつける
少しの苦味を伴う風が
立ちはだかるビルの隙間埋めるように
夢見る僕を貫こうとする
野望だけはやけに熱いこの街で
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