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野良犬
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作詞 ヤスト |
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このまま野垂れ死にそうな
ため息漏らしながら 震える口広げ空を仰いだ
なんでもいいよ
なんでもいいから
もう枯れ果てそうな
この喉に何か 誰か
木偶の坊がぎこちなく通り過ぎ
喉を絞め僕は吼えた ぽつぽつと雲の涙が零れだした
冷めゆく頭をそのままに 震える口広げ空を仰いだ
もう殺してくれ
誰でもいいから
秘めたるその黒い鞭で
雨にうたれ葉は揺れる
萎れ始めた灯火に触れ
半端な希望をここに残し 去りゆくだけの情なら要らない
偽善の首輪で縛りつけるなら その思い解き放ち壊してくれ
痺れ始めたこの身体を
曇りの無い目で涙を流す 見知らぬ子供にさすられた
小さくも温かい指を 大きな影が掴み連れ去ってゆく
誰もいなくなった道端で
雨に打たれゆっくりと僕は眼を閉じた
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