|
|
|
卒業、
|
作詞 *joA* |
|
言うなればこの10数年の軌跡は
貴方によって切り開かれた道を
ただただ
上履きを履いて歩いてきたようなものでした。
貴方がタイムリーに描いていったシナリオの中で
私なりにステップをアレンジして歩いた
そんな感じです。
貴方自身は
一生見ることができないものではありますが、
果てしなく私の憧れを誘ったのは
貴方の背中でした。
まるで貴方と私は
1人の人間の目を
片方ずつ担っているかの様に
同じ時に涙を流し
同じ時に目を細め微笑みました。
単純明快、
貴方の悲しみは私の悲しみであり
貴方の喜びは私の喜びだったのです。
そんな日々が1日1日消化され
私は今日ここで笑っているのでしょう。
地球規模で考えれば 雪の様にちっぽけで
儚く過ぎてしまう今日。
しかし貴方と私は飽くことなく
そんな今日をかき集め
大きな雪だるまを完成させました。
溶かすことのできない雪だるまを。
貴方に頂くシナリオはもう御終い。
私はシナリオを自作自演し始める。
その境界線が刻まれているのが
『今日』
簡単に 2つの漢字で片付けられる事が悔しいくらいに
『今日』
という日は輝き、
深い意味を持ちます。
できることなら先ず
貴方の方へ 筆先を向けようかと思います。
かといって
貴方が『暑い』とだれる日の青空に
雲一つ作ることもできないあたし。
冷たい雨を降らせることも
できはしないのです。
こうやってこの先
不安や悲しみの軌跡を刻むことは
想像に難くないでしょう。
それでも私は筆を止めることはありません。
決して立ち止まることはありません。
貴方がつくった轍が背中を押すから。
希望の上
裸足で駆けることを
その笑顔に誓って。
また数年後
こうやって
笑える様に。
貴方と…
|
|
|