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春風
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作詞 銀人 |
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生まれたてのあなたはただ白くて
限りなく白くどことなく青みを帯びて
春色の風に流されてそのまま
染まってしまうほど霞はなくて
あなたの名もないその色に私は染められて
あなたに触れることで形がここに表\れる
春風が教えてくれた肌の温もりを
あなたに伝えることができて良かった
かえる場所もなく言葉もないけど
ここにいるよ髪がサラリとなびく
花びらをちらして別れを告げ
何も残さずに消えてしまうのか
羽を持たないあなたをすくい上げ
一度だけ空を舞うことができた
季節は流れて美しく染まってしまう
私はあなたに何を与えられたのか
春風が教えてくれた肌の温もりを
あなたは覚えてくれていますか
優しく触れて悲しみを与えた
どこにいるのちりゆく思いの中
春風が教えてくれた心の儚さを
あなたに伝えることができたのかな
暗い冬を越えあなたを探すよ
どこにいるのちりゆく思いの中
ここにいるよ髪がサラリとなびく
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