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人生ノ三択
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作詞 LOKI |
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【怪文】
人生の三択
お主ならば
何を選ぶか?
上下に動めく箱に
緩やか流れる怪段
はたまた平凡階段?
「一見、前者ガ楽ニ見得マスガ…」と爺様
それは開けてはならぬ玉手箱
箱から居出し
女は死神 導く
「貴方を?」
「…お前を!」
次に緩やかに
昇る階段こそ
精解なのか?
「自動でどうぞ、ごゆっくり…」と婆様
次こそ正解間違いならぬ
嗚呼、失敗 選んだ
「貴方が?」
「…お前が!」
流れる階段
逆流させた
嗚呼、昇れぬ
「自力デ、昇ッテオイデ」と君
楽して恵れる物など無いのだと
今更気付く
もう箱は獄へと
堕ちたと謂うのに…
【解釈】
人生の三択
貴方なら何を選びますか?
エレベーター?
エスカレーター?
それとも普通の階段?
「エレベータが一番楽に見えるけれど」
とお爺さんが言いました。
それは選んではならない手段
エレベーターに居た
女性は地獄の案内人
「誰を導くのですか?」と聞くと
「お前を導くんだよ」と言いました
次に選んだエスカレーターが
正解なのでしょうか?
「どうぞ、ごゆっくりしてください」
とお婆さんが言いました。
次こそきっと正解でしょう。
あぁ、だけど不正解だと言われた。
「誰が選んだのですか?」と聞くと
「お前が選んだんだよ」と言いました
エスカレーターは逆流しだした
あぁ、これじゃあ昇れない
「自分の力で、階段を昇っておいで」
と君が言ってくれました。
楽して得れる物なんて無いから
今更だけど気付いたよ
もうエレベーターは
地獄へと降下してしまったけれど…
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