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紅蝶羽音
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作詞 おそね |
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胡蝶に 少しだけ紅をつけませう
私の唇とお揃いの紅を
胡蝶の 羽音を耳を済ませて
聞いたらそれはパパの言葉
自分の羽を犠牲にして 毟らせて
他蝶の羽を 守れるか
胡蝶の夢を見るほどに掴みたくなる
紅色の羽を 守れるか
音と夢は酷似していて
大切な音を夢を握り締め
潤む新月の夜に胡蝶が一匹
消えてゆく
胡蝶の 香しい匂いを嗅ぎませう
それは 朽ち行く花の香り
胡蝶は 古ぼけた羽に
埃と誇りを交わせて
聞いたらそれは自分の羽
他蝶の苦しみと殻を 捨てさせて
自分がそれを 背負えるか
自分の匂いを嗅ぐごとに酔いそうになる
強い胡蝶の様に 背負えるか
花と蝶は酷似していて
大切な花を蝶を守り抜き
喜ぶ自分を尻目に胡蝶が一匹
消えてゆく
自分の羽を犠牲にして 毟らせて
他蝶の羽を 守れるか
胡蝶の夢を見るほどに掴みたくなる
紅色の羽を 守れるか
苦しみは与えずに
大切な音を夢を握り締め
潤む新月の夜に胡蝶が一匹
消えてゆく
優しき胡蝶の紅は流れ落ち
大切な思い 消えてゆく
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