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電車に負けない声で
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作詞 和靖 |
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初めて見たあの日 どうしても仲良くなりたいと
半ば衝動的に入った部活 もういちねんの月日が流れ
最初は先輩と話すことが出来るならと
今はもう触れたいとさえ
名前を覚えてもらえるかさえ不確か 二年の距離はそれほどで
あと少しだけ早く もう一歩だけ前に あなたに出会えたなら
大会の日 終わったあとみんなが泣いている中で
微笑みながら見守っていてくれた
「お疲れ様」優しい声で ずるいよ
泣かないように笑っていたのに 皆を励ましている私だけにくれた
その日の帰り一緒に帰ろうといってくれた
電車の中 もうこれで一緒に居られるのが最後だと思うと
少しだけ つらくなった
多くの時間を 先輩と過ごしすぎたから
伝えようか 迷ったんです
いってしまったら 終わる気がした
困らせるよりも 笑って別れたい
きっとまた今年の夏に 今度はOGとして
先輩に会えると解っているから
電車のドアが閉まる直前
振り返ってしまった 何か言わなくちゃ
「スキです。ありがとうございました」
聞こえなかった 聞こえて欲しくなかった
聞かないで居てくれた 聞こえて欲しかった
また夏に会いましょう
今度は真正面から伝えます
聞こえる声で つたえますから
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