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カミとハナ
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作詞 川上春来 |
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僕らが丁寧に落としてきたもの
僕らが器用にも拾い上げたもの
脆く崩れた 掏摸ガラスの破片のような
酷く尖った弱った破片を
優しく優しく暖めた
心の奥にあった暖かい熱が
冷めて冷めて 冷めて冷めて
…冷たくなった
僕らが丁寧に落としてきたもの
僕らが不器用なりに暖めてきたもの
まだまだ無数に広がっているから
小さな指先で拾い集めた
冷たく汚れた小さな指に
真紅の血 空から雨
雲の間から現れた太陽が
しゃがみ込んだ僕らを乾かす
冷たい冷たいが暖かいに変わる
気がついたら隣に小さな花
僕らが丁寧に歩んできた道
僕らが器用にも拾い上げたもの
僕らが不器用なりに紡ぎ出した世界
隣りに踏ん張って咲いた花
風に揺れる髪と花
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