ご自身で作詞された歌詞を「うたまっぷ」で発表するコーナーです。皆さんのご投稿をお待ちしております!
無料歌詞検索・うたまっぷトップへ
 人気投票投票 1 件

無料歌詞検索・うたまっぷトップへ

時世 
作詞 魄鸚
あの遠く はるか地平線の彼方へ
今を全て捨てて行けたら
どれだけみずみずしいだろう

都会の摩天楼は 煌びやかだけど何処か
人は常に競い合って
今あるモノでさえも
それ以上を求めて

誰もが皆どこかで自分をごまかしながら生きていて
気心おける昔の友人にだって 
どれだけ本心を言えるだろう

今に不自由はしていないけれど
楽しいと思うときはあるけれど
不意に襲う窮屈感はなぜだろう

人の干渉に振り回されながら
僕の心の中は まとまった社会の中で
頑なになっていく事に疑問を感じても
それを崩す事を恐れて
傍観者になっていく

何処に行けど どの町並みも
似たものばかり並んで

人の作り上げた物は幾何学的に
無機質に同じ形のものばかり

毎日のありきたりな生活のかなで
どんどん新鮮さを失って
心の中に渇望を感じても
今の社会に沈んだ体は
この法則を解き放って
独りで進んでいく事も恐れて

今に不自由さを感じないから
沢山の不平や不満があっても
其のままズルズルと時が過ぎていくばかりで

例えどんなに逃げていると言われても
僕の生きる姿は ここには無いと思うばかりで
今の社会の中で 生きていく術だけが
人間の生きていく 術と言うのだろうか?
誰がそれを決めたのだろう?

あの遠く はるか地平線の彼方へ
今を全て捨てて行けたら
どれだけみずみずしいだろう
誰一人いない高原の真中で
両手を大きく仰いで
この満天の空を全て
体で受け止めることが出来たら
どれだけ気持ちいだろう?

だけど時がたてば
その高原にも やがて人が流れ込んで
踏み荒らされた草原は
生きる力失って 
無機質なガラス張りの岩肌
ばかりの世界になってしまうだろう

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
掲示板、
ブログ等に
リンク
URL▼

リンクタグ▼
歌詞タイトル 時世 
公開日 2006/03/20
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント
魄鸚さんの情報
  • プロフィールは公開されていません













うたまっぷTOP作詞スクール歌詞検索自作歌詞愛ことば便アーティストクリップうたまっぷインディーズ俳句・川柳
お問い合わせ歌詞リクエスト登録リンクURL登録音楽関係リンクサイトについてプライバシーポリシー
うたまっぷ