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螺旋の羽根
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作詞 銀緒 |
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零れ落ちる儚さに彩られる静寂の中
君は僕に抱かれ静かに泣いている
うねる木漏れ日 駆け巡る残像
いつか見たほほ笑みだけが蘇る
「何が聞きたい?」「何を知りたい?」
「外の空気を感じたい?」
零れ落ちる儚さに彩られる静寂の中
君は僕に抱かれ静かに眠ってる
細い指先 穏やかに笑い
何もできない自分を恨むしかなかった
「街に行きたい?」「空に包まれたい?」
願いを聞くだけだった
ただ独りになる寂しさも 細い手で握る優しさも
何も要らないからお願い君よ起きて
君はそこにいて
でも居なくて
足音も立てず透明な螺旋階段に乗せられてく
地に立ちただ君の名を呼ぶ僕の胸に
言の葉に包まれ零れ落ちた涙が刺さる
「ごめんなさい」なんて
何の声もかけられない僕に
ただ独りになる寂しさも 細い手で握る優しさも
何も要らなかったのに
零れ落ちる儚さに彩られる静寂の中
君は僕に抱かれ静かに泣いている
君はそこにいて
でも居なくて
僕に抱かれ静かに泣いている
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