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ラムネのビン
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作詞 蒼空コウ |
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みどり色の
ちょっと古くさいビン
そこからあふれるのは
なつかしいにおい
えんがわで
キミと2人
セミの声に
風鈴がまざって
暑くて涼しい
心地いい響き
2人で開けたラムネのビン
僕のだけ
たくさん泡が
あふれてた
あわてる僕に
笑ってるキミ
いつのまにか
僕もつられて
笑顔になってる
そんな日もあったよね
久しぶりに
ビンを開けた
底に落ちるビー玉
このビー玉が
飲んだあとの
お楽しみ
でも結局
キミの笑顔が
みたくて
いつもあげてたね
キミの手にはビー玉2コ
お楽しみが2倍
キミの笑顔で
僕のうれしさも2倍
あのころはただ
純粋に流れのまま
生きてたね
少年だった僕も
もうすっかり大きくなったよ
ラムネを飲みほした僕は
泣いていた
それは悲しかったから?
それとも悔しいから?
飲みほしたビンから
カラカラとビー玉の音
それをそっととりだして
僕は歩きだす
戻れない少年の日々
戻らないキミの笑顔
取り出したビー玉を
君のもとへと持っていく
くだらない日常にあきたら
少年の心を思い出す
そしてキミの笑顔で
また日常へ旅立とう
君の大好きなラムネと
花と僕のビー玉を
君のもとへと置いていく
あぁ キミは永遠に純粋だね
退屈な日常で
寂びれた僕の心は
忘れない
永遠にキミを
忘れない・・・
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