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ピースしかできなかったじぶんへ
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作詞 ぽんぽこ |
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目のまえで涙ぐんでいる仲間たちがいて、「お別れだな」って改めて感じた。 なにを言うのかにまよう仲間が最後だと思うと自然と涙がでてきた。 なにかが頭をよぎった。悲しみじゃない。怖さでもない。 友達とあえなくなる。悲しみににているけれどこの気持ちは、「悲しみモドキ」っていって、またべつな気持ちなんだ。 友達が肩をぽんぽんっとたたいた。泣いていた。なにか言いたそうだけれど、その声は涙声でかきけされた。 それでも言うのに言葉がつまって、涙をこらえて笑顔でピースした。 今思うとなんでこれしかできなかったんだろう、と後悔の念でいっぱいだった。 それでも、仲間の最後の笑顔を見れただけで、私は満足しつつあった。
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