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剥片−ハクヘン−
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作詞 魄鸚 |
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この世界のどこに行っても
僕の体にまとわりつくしがらみを
誰が拭い去る事が出来るのだろうか?
複雑に絡み合う この街の迷宮の中
置き去りにされないようにと
どれだけ歩いたのだろう
そして僕はまだこの迷路の中で
ただ一人さまよい歩いて生きて
繰り返される同じ景色の日々の中
感情は少しずつ無くなって
心を何処で落としてきたのだろう
無くしたモノは
もう二度とその手には戻らないのに
少年時代に走った木漏れ日を求めてみても
コンクリートのジャングルは何も語らず
冷たく切り立って
今も果てしない未来も僕の中で
薄らいで
だた もう何も無いはるか遠くの世界へと
全てをかなぐり捨てていけたら
どんなに楽だろう
屋上から見渡せば、
そこには空間が広まって
あの遠く地平線へと
その身を躍らす事が出来れば
僕はここから解放されるのだろうか?
僕はただ何も無い空間の中へと
全てを忘れて そこにただ居たかっただけなんだ
だから 今 両手を広げて
この空の下へ
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