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おばあちゃん
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作詞 時穏 |
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本当は わかってたんだよ。
あの日 おばあちゃんの顔色悪かったの
病気が酷いせいだって わかってたんだよ。
あの日 おばあちゃんがいつもと同じように
お小遣いをくれたとき 量が多かったこと
少し悲しげな顔をしていたこと わかってたんだよ。
姉妹と一緒じゃなくて 私一人で来たとき
おばあちゃんが言っていた言葉の意味
本当は わかってたんだよ。
葬式のあの日 おねいちゃんや 妹が泣いていて
私一人泣かなかったのは 認めたくなかったからだよ
私だけ最後に会ったことが 卑怯だったからだよ。
おばあちゃんが言った言葉 あれは
『泣かないでおくれ』
あれは あの時の私とこの日の私に言っていた言葉。
幼いながらに感じ取ったおばあちゃんの死の日に
泣いていた 私への言葉。
ねぇ おばあちゃん
本当は わかってたんだよ。
毎日毎日 病気と闘ってたこと。
本当は わかってたんだよ。
私達に会いたがっていること。
ごめんね
すごく すごく
寂しかったんだよね。
ごめんね
おばあちゃん
そして
ありがとう
おばあちゃん。
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