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真紅
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作詞 氷咲 月 |
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ため息は物語る 海に堕ちた太陽
声も出さずに泣いた 明日は霞んだままで
私の血で染まった 指繋ぐ紅い糸
ホドけないよう結ぶ あなたを離さぬように
優しさは犠牲の上に成り立つなら
微笑みの代償はこの私 誰にも渡さない
あなたへ贈るわ 真紅の薔薇の花束
添える言葉は愛と 憎しみのセレナーデ
過ぎ去った物は 美しさを増して
どれほど素晴らしい今を生きても
美化された思い出に勝る今など無い
煌びやかに誘う 魔性の魔女
手に持つナイフを振り下ろせば
あなたと私の”時”は永劫止まる 愛し合ったまま
真紅の雨が降る
天高く舞い上がる 恋に堕ちた満月
日々は過ぎ去る中で 隣であなたは眠る
私の血で染まった 禁断の紅い果実
あなたの口に運ぶ あなたは私の物よ
どこまでも迷路が続いているのなら
暗闇の中独り 佇んで 孤独は止まらない
あなたへ捧ぐわ 血の色をした花束
添える言葉は愛と 哀しみのノクターン
花はやがて枯れ 美しさを失う
知らずに生きてきたわけはないのに
目の前の幻想に勝る未来は無い
微風に舞う花びら 哂うは魔女
鋭いナイフ 振り下ろせば
あなたは私を愛し永劫眠る 笑い合ったまま
真紅の雨が降る
過ぎ去った物たちは美しさを増して
どれほど素晴らしい今を生きても
美化された思い出に勝る今など無い
煌びやかに誘う 魔性の魔女
手に持つナイフ 振り下ろせば
あなたと私の”時”は永劫止まる 愛し合ったまま
真紅の雨が降る
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