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星の皮
作詞 おそね
空の色を作ってみたいな
オレンジと黒を混ぜるの
綺麗だけど少し汚い
焦げた鮭みたいな色

月は塗らなくてもいいの
ぽっかり白紙の月が浮き出た方が綺麗だもの
兎はそこでダンスホールを作るのよ

招待券は星の皮
兎のお爺さんは皮剥きが唯一の趣味
薄っぺらい星の皮は少し黄ばんだビニールのようね
ホールに響くのはレクイエム 皆笑って踊り見送るの

天の川という名の三途の川
でも帰り道はそこしかないの
淵をたどって歩けば大丈夫よ
でも後3cm右にずれたら帰れなくなるわ

惑わされそうな出店が向こうの岸に有るの
でも行ったら戻れなくなっちゃう
そこで向こう岸の兎が言ったわ
「どうして戻りたいの?」って
あたりまえじゃない だってそこは怖い所なのでしょ
そしたら向こう岸の皆がいうの
「怖くはないさ 只戻りたくなくなるの」
そうなのね 戻れないのじゃなくて戻らないのね
それなら私は始めから行かないわ
そうすれば良いのでしょ

兎は消えたわ
私は悲しくて寂しくてたまらなくなったの
それなら私は戻るわ
だって待っててくれる人がいるもの

私は空を作るの
月にいたら出来ないじゃない
だからこれから空の真ん中へ行くの
戻るまでもう少し待っていてね

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 星の皮
公開日 2006/03/06
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント 月で踊っているのは兎と私なの。でも時間が来たら戻らなくちゃね
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