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Stay-erasion.
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作詞 藤堂 戒 |
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掬い上げた人の波を 搾取しては また 弾き落として
「この町にも居ないのか」と 足音を立てて去るけれど
どれ程繰り返したのだろう? この道 限りなく続く 夢魔を
ペシミストな僕は まるで踊らされたMarionetteの様に吊るされた
通り過ぎる光の筋の中で 確かに二人は愛を感じていたんだ
速過ぎる開幕の舞台のシナリオは 脱字だらけで読む事も出来ない
観客だって居ないんだ 一人すら この町には
諍って 遡って 打ち消して 僕自身を
超えて 突き飛ばして 明日なんていう時間と一緒に
変えて 何を? 世界を 宇宙を どうしたって
睥睨だけで カンタンにやれるもんじゃ無いでしょう?
膨らませたシャボン玉を 一つ一つ指で割って遊んでみたり
「そろそろ此処も飽きたな」と 跡も残さないまま消えるけど
“確かに此処に存在(い)たんだ” 聴いてくれたら 切実な望み
矛盾しているような渦 何時も何時も僕を取り巻いていたんだ
巻き戻しされた映画を大きなスクーリーンに映して どうでしょう?
上手く映っているかなぁ? 僕はちゃんと演じきれているだろうか 教えてよ
観客だって居ないんだ 僕すらも もう居ないよ
答えて 気づいて 振り向いて 君の横顔を
見たいよ 知らないよ 思い出せないだけなのに ごめんね
有難う 全部 感謝 過去の面影に向かって
投げ掛けたとしても 微笑み返してくれるとは限らないでしょう?
長く生き過ぎたのかもしれないね 町には知らない顔ばかりで 足取りも重く
他人を装って 平坦な表\情 風も歌だって無いんだ 錆付いた廃墟
諍って 遡って 勝ち取って 僕自身を
超えて 引き出して 昨日なんていう時間と一緒に
変えて 何を? 過去を 未来を どうしたって
果敢だけで カンタンにできるもんじゃ無いでしょう?
投げ掛けたとしても 微笑み返してくれるとは限らないでしょう?
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