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エリカ
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作詞 ベンゼン |
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3月1日は大荒れ模様 季節はずれの大雪だ
傘をささないぼくの体に冷たく突き刺さる
まるで今の世界を暗しているように
いつも通り扉を開くと いつも通りの顔がある
君が「おはよう」といってくれたから
僕も「おはよう」と言い返した時に
ずっと伝えれなかった気持ちをその一言にこめて言った
早く大人になりたいとあんなに思っていたのにこの有様だ 僕は怯えている 目の前の世界に
それでも無理をして進む意味はあるのだろうか
手馴れた手つきで校長は 卒業証書を渡す
手馴れない僕は震えてそれを落とした
するとそれは床に寝そっべってここにいたいと駄々をこねた
仰げば尊し流れるこの空間の中で僕はただ涙溢れるだけ 僕は臆病者だ 意気地なしだ
何もできずにやり過ごすだけ
校舎の裏に咲く君と同じ名前の花は 今年も咲くのだろうか みんなそれぞれ何かの花を咲かすだろうか
なのに僕は怯えている 震えている何もできずにいる
それでも無理をして息をする意味はあるのだろうか
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