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桜のつぼみ
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作詞 アメノチハレ |
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自転車のハンドル持つ手が凍える
そんな朝、僕はいつもの土手を行く
今日は君との最後の日なのに
気持ちはあの川の様に淀んでた
きっと笑って逢える、二人なら
そう願っていたんだ
今の僕は弱いからそう思いたかったんだ
桜のつぼみ薄紅色に淡く染まり
僕らを微笑みながら見ていた
まるで君が笑った頬のよう
でも隣にいるのは僕じゃない
カメラ片手の君がふっと目に入る
笑う君、僕は精一杯の知らんぷり
あと少しで君と最後の別れ
気持ちは少しずつ焦りだす
あの時言った言葉、二人なら
いつも笑顔でいられる
今はその言葉がまぶたのうらをこがす
今すぐ君に逢いに行きたい
気づいた時はもう遅くて
僕は校舎駆け回りやっと気づく
もう時計は逆回りしない
桜のつぼみ薄紅色に淡く染まり
季節外れの雪に濡れる
僕の心に積もる後悔のように
音も立てず濁っていく
君の後姿もう見ることはないだろう
今度会うときはもっと綺麗に
なった君に笑顔で逢えるかな
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