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この坂のむこう
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作詞 朔-saku- |
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君といつも通る坂
今日は何だか違ってみえたよ
普段ならずっと話してるのに
君も僕も黙ってる
今日の空はいつもより青く澄んでみえて
周りの景色も違ってみえる
この大きな坂を上りきったら 君とも離ればなれだね
君といつも唄う歌
毎日同じ曲だね
青春の歌、卒業の歌 どれも切ないものばかり
君といつも話すこと
友達のこと、テレビのこと
お互いの恋の話なんてしたね
それが全て今日で終わってしまう
なぜなら 君は僕の手の届かないところへいってしまうから
手紙も書くよ メールだってするよ
でも きっと君は新しい友達が出来て寂しくなくなるだろう
この坂がいつまでも続いてくれたら良いのに
今さら「行かないで。」なんて泣きゴトも言えないし、きっと君のほうが泣きたいよね
だから僕は他の皆が泣いても 絶対泣かないよ
「約束だよ 必ず いつの日かまた会おう」
君と唄った歌の中にあっただろう
また会おうって約束したんだから
必ず会える
最後のお別れじゃない限り
僕は絶対泣かない
「元気でね」とか「私の事忘れないでね」なんて
言葉を言っても 君は頷くだけだろう
僕は君と一緒に空を見上げる、
ただそれだけで充分だ
あと一歩で坂を上りきってしまうね
これ以上言う言葉もないけれど、
ただ一つだけ言いたいよ
「ありがとう。」
そして僕は“離れていく 君に見えるように 大きく手を振ったよ”
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