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空気(おと)
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作詞 少年(しょーや) |
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耳をすませば
聞こえてくる
無数の
「世界の音」
遙か遠く
異国の大地から
爆弾の爆発音が聞こえる
「助けて」と叫ぶ声がする
争いは全てを消し
全てを「逆」にする
あったはずのモノが”亡(な)”くなり
なかったはずのモノが”生(あ)”る
欲しいモノが消え
要らないモノが増える
遥か遠く
未だ見ぬ異国の空から
「総理大臣万歳!!天皇陛下万歳!!」と
国の決まりに捕らわれた人がいる
そして、「お国の為」と
死んでいった何人もの若者達の怒りが聞こえる
「あの時の私の命はなんだ!!
お前達は何をモタモタしているんだ!!」と
「向こう」から「こっち」に向けて嘆く声が聞こえる
独りの栄光
人混みが消し去り
仲間の栄光
負けた者が消し去り
戦争は終わらないの?
ねぇ、ママ
僕が大人になったら
戦争は終わるの?
未来ある子供達の心にまで宿る
「不安」と言う名の「失望」
僕の夢は風に消えた
そして雨に溶けた
さぁ、武器を捨てよ
今こそ光を放て
人間が人間を憎むより
自分で自分を憎んでみろ
「何やってたんだ」と
思う存分後悔しな!!!
俺はぜってぇ許さねぇから!!!
お前達の残した「戦争」という恐怖を
俺は絶対に許さない。
なぁ、友よ
君の胸に響く歌は
僕があの日歌った詩なのか?
「あぁ、君の声が遠くまで届きそうな気がするから
こうして青空を見つめて聴いているんだ」
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