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造花の花束を
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作詞 銀狼 |
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大人びた君の前では 初恋の純粋さなど
まるで邪魔でしかない様で
野放しの愛を閉じ込め レトルトの恋愛観を
不器用に料理して食べている途中
「平凡な幸せがいちばん非凡」と笑う
悲しい 悲しい女(ヒト)だね君は でも好きだよ
まっ白な蝶 ひらひらと
ビルの谷間を ふらふらと
真紅の花に恋をした
幸せそうに羽根揺らす
造花とも知らずに
欲しがりな君にとっては 傑作のラブレターなど
1円の価値も無い様で
なけなしの貯金はたいて ねだられたブランド品を
街中を駆け回り探すのに夢中
「愛情を謳うのが何より非情」と笑う
寂しい 寂しい女だね君は でも好きだよ
穢れ無き蝶 ゆらゆらと
誘われるまま くらくらと
叶わぬ恋に堕ちて行く
初めて花に会ったから
造花とも知らずに
「永遠を誓ったら何をくれるの?」と笑う
愛しい 愛しい女だよ君は ねえ好きだよ
まっ白な蝶 ひらひらと
羽根を揺らして ゆらゆらと
本当は分かり始めてる
涙を弾く花弁(はなびら)は
悔しいほど綺麗
やっぱり今日も ふらふらと
誘われるまま くらくらと
「傷付くことを知らないの」
君には造花がよく似合う
造花がよく似合う
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