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雨色の瞳
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作詞 丞而 |
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此の侭 暗闇に融け込んでしまいたい
果て無い道 崩壊れる足元 貴方は其処に居るのに
其の瞳に移る虚構\の哀しみの様
灰色の霙混じりの空 やさしさが叢雲に埋る
しびれる様な遅雪の白さに 舞い堕ちる
貴方と 紅い花弁に滴る黒雨
全ては夢現 幻は明日の覚醒剤
其の瞳は物言う機械
貴方の腕の中 覚めない夢を魅せられながら
降り止まぬ驟雨の苛立ち 窓辺には焦燥が揺れる
稲妻に体躯貫かれ 目が覚醒る
今更 蒼い御空に拡がる積乱雲
渡世は荊道 通り抜ければ赤嵐
其の手は切れそうな蜘蛛の糸
貴方は闇の中 雨色の瞳に抱かれていた
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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