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フレーバー
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作詞 庸々 |
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あの人が吸う煙草が嫌い
喉にまとわりつく煙も
服に染み付く匂いも
舌に残ってる苦い味も
付き合いで吸う貴方が嫌い
大っ嫌い
格好良くなど無いです
早く止めてください
ふいに 違う人の香水の
甘ったるい香りがする
気付いたところで
何も言わないで知らんぷり
微笑んでいつも通り
不倫じゃなければ良いと思って
嗚呼 知ったこっちゃないわ
可愛い名刺を貰おうとも
着ているシャツの下に
痕がついてようとも
直接は生活に影響ない
そうね 保証人にでもなったら
もう結婚等してやらないわ
部屋にこもる チェリーフレーバー
口元が寂しいとすぐ火をつける
ガムにすればいいのに
ネクタイを弛めると現れる首も
静かに一本銜える口も
灰皿に潰してかかる指先も
いくら見つめても飽きない
誰にもあげたくない
既に 躯の隅々まで
あの人に染められている
善悪の判断もできなさそう
我慢の限界が来ても
きっとまた許してしまう
随分と甘やかされていいご身分ね
それでも 失いたくないからか
十\分に文句さえ言えてない
殺されてもしらないから
どんなに愚痴っても
世間には貢献してると言い訳を
それなら こちらにも奉仕して下さい
ただちゃんと帰ってきてと云う話
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