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楽園地獄
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作詞 銀狼 |
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とある夕暮れのことでした 天にお住まいの神様は
とてもごきげんでありました
こんなにみごとな夕焼けで 宇宙をすっぽり包んだら
どんなにきれいなことだろう みんな喜ぶに違いない
神秘の絵の具 まほうの絵筆 かわいい天使も手伝って
見わたすかぎり オレンジ色の すてきなお空になりました
とある若者がいいました ぼくの大好きな青空が
どこを探してもありません
それではこんどはあざやかな 瑠璃色いっぱいひろげよう
どんなにきれいなことだろう みんな喜ぶに違いない
空はキャンバス 夢のコンパス 可憐な天女も手伝って
まさにパノラマ 無限に青い すてきなお空になりました
とある老人はいいました わしの愛してる星空が
いくら待てども見えやせん
おやおやこいつは困ったな 他にもいろいろ聞こえるぞ
ピンクのお空が見てみたい 金の雪だるまつくりたい
おれは夕焼けがよかったな…
いったいどうしたことだろう けれどもわたしは神だから
全部の願いを叶えよう みんな喜ぶに違いない
全知全能\ 神の本領 あらゆる英知を結集し
遺伝子レベル 脳内手術 天使も天女も血眼で
幻想地獄 幻聴地獄 誰もが理想を手に入れて
望んだままに 全てが変わる すてきな世界になりました
今夜は真っ赤な月ですね 無数の虹がきれいです
青い夕焼けに溶けそうだ 神様本当にありがとう
とある夕暮れのことでした 天にお住まいの神様は
とてもごきげんでありました
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