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雪の舞う今日この頃
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作詞 戌子 |
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気付けばヒトって産まれた時から「一人」なんだよ
友情だって愛情だって
同情でさえ信じられない
少なくとも今この瞬間は信じようにも出来なくて
最後までこの身を守れるのは自分だけって
自身の事を愛してあげられるのも結局はそうだって
どんなに寄り添っても
どんなに想い合っても
そんなの見せかけに過ぎなくて
二つの泥団子を手にとって
それを合わせて大きな一つにするような
夢物語はやっぱ夢の中でしか叶わなくて
そんなコトを思い知らされた
雪の舞う今日この頃なんですが
ねぇ、知ってる?
泥団子って
磨けば磨くほどに硬くなって
一つに合わせることが出来なくなるんだって
それはまさに
私達が年を重ねるように
輝ける人生の中で失った柔軟性のような
はたまた、
いつの間にか作り上げた周りへの壁のようでもあり
でもね
一つの泥団子はどこまでも転がってしまうけど
二つの泥団子は互いに触れ合ってるだけで
留まろうと出来るんだよ
一つになれなくても
一つでは生きていけないから
自分なりに大切にしなきゃあいけないなって
そんなコトを考える事が出来た
雪の舞う今日この頃なんです
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