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君だけの詩
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作詞 柳 |
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僕は
僕の詩で
君を救えるなどと
うぬぼれた事は
考えない
何も出来ない僕がいるから
君だけの為に
詩を詠おうと思う
知らない部屋に
閉じ込められた
君は何にも悪くはないのに
そこからじゃ
君の好きな場所は見えないだろうに
そこからじゃ
君の好きな歌は聞こえないだろうに
不公平な世界だと
神様を恨んだ
けれどある日気付いた
こんなにも汚れた世界に
神様なんているはずがなかった
僕は誰に祈っているのだろう
君の幸せを
「頑張れ」だとか
そんな言葉はきっと
もう嫌になるほど
君は浴びている事だろう
「大丈夫」だとか
そんな言葉はきっと
もう口癖になるほど
君を苦しめている事だろう
溢れた華が
枯れる
君の心は
溢れなかったのに
枯れてしまった
僕は何に願っているのだろう
君の幸せを
そこからじゃ
君の好きな場所は見えないから
そこからじゃ
君の好きな歌は聞こえないから
僕は誰かに祈りつづける
君の幸せを
僕は何かに願いつづける
君の幸せを
僕は君の心が
また咲けるまで
詠いつづけるから
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