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画廊人生
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作詞 銀狼 |
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浮かび上がってくる勝手なイメージを
自由に切り取っては描いて並べてく
都合よく整った僕だけの世界は
実像を得たことで説得力を増す
綺麗な朝日に照らされて
可愛いあの娘が笑ってる
手で触れたって逃げることは無い
楽しいな 嬉しいな
ずっとここで生きてくんだ
泣きそうなほどの虚無感を殺して
満面の笑みを浮かべる
壁を飾っている古惚けたランプが
音も無くはずれて足元で砕けた
八方に飛び散った火の粉たちが踊る
引火して連鎖して何もかも燃えてく
紅蓮の炎に焦がされて
それでもあの娘は笑ってる
君だけ置いて逃げることは無い
さようなら さようなら
僕はここで死んでくんだ
挙句は命の衝動に勝てずに
弾かれたように飛び出す
煤(すす)で真っ黒になりながら
初めて肺呼吸に感動している
朝がこんなに眩しいとは知らなかった
影がもう一つ伸びている
あの娘が心配そうに覗き込んでた
汚れた顔のまま思わず見つめる
すごく可笑しそうに笑いだした
ああ これが君なんだ
混沌の色は洗われて
隣であの娘が笑ってる
こんなに幸せなことは無い
これからは よろしくね
ずっと君と生きていくんだ
そして素晴らしい運命の続きを
血眼で描き続ける
狂気で満たされた自由の楽園
全てが手に入る画廊
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