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霙空
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作詞 雪豹 |
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「霙空も悪くはないだろ」そう言った僕に、
「変わってるね」と、君は答えたよね。
ねー、気づいてた?
変わってるって、褒め言葉なんだよ。
それって、一人しかいないってことだろ。
だから、ちょっと嬉しかったんだ、
君がそう言ってくれたことが。
今は隣に君がいないけど、
霙が降れば、君を思い出せるから。
君の名前が、僕を包んでくれるから。
だから、霙空も悪くはないだろ。
「俺が死んだら、どうする」そう聞いた僕に、
「泣いて欲しい」と、君は笑ったよね。
ねー、どうして?
何で君が、先に逝ってしまうんだよ。
残された者の方が、つらく悲しいんだぞ。
だから、ちょっと恨んだんだ、
君が僕の隣から消えたことを。
今は隣に君がいないけど、
霙が降れば、君を思い出せるから。
君の名前が、僕を包んでくれるから。
だから、霙空も悪くはないだろ。
だから今でも、霙空は好きだよ。
あの日の君を、傍に感じられるから。
君の温もりが、其処にはあるから。
だから、霙空も悪くはないだろ。
だから、霙空も悪くはないだろ。
なぜなら、君の名前を含んでいるから……
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