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キャンバス
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作詞 瑞琉 |
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あなたは言ったね 涙を滲ませて
「私は嘘をつけるほど、強くも弱くもないわ」
あなたは傷付いた 治らない傷
白い絵具に黒を混ぜると
どんなに白を入れても白には絶対ならないよ
だけどあなたには黒が必要だ
悲しいけれど必要だ
でないとあなたはあなたでなくなってしまうから
あなたには大きすぎた絶望が
あなたを壊そうと溢れてくる
だから僕はここであなたを抱きしめている
溢れる悲しみや苦しみを色に変える為
ずっと ずっと ここに居る
僕は言うよ 瞼を閉じて
あなたは強すぎるから脆いんだ もう泣かないで
ここから好きな色だけ持ち出して
あなたのキャンバスを完成させて
白が大好きなあなただから
僕の持つ色は好きにはなれないかもしれない
だけど白だけじゃ そのキャンバスの絵は
仕上げることは出来ないよ
だからその手で色をつけていってよ、ねぇ
あなたには大きすぎた現状が
今 あなたを飲み込もうとしている
だから僕はここであなたを抱きしめている
崩れそうなあなたの心を包み込む為
ずっと ずっと ここに居る
あなたには大きすぎたこの世界
あなたを置いて廻ったとしても
僕はあなたと永遠に廻っていたい
汚れそうなそのキャンバスを護る為
あなたを食い尽くそうとする者から守る為
キャンバスの完成のいつかその日まで
ずっと ずっと ここに居る
ずっと ずっと ここに居る・・・
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