ご自身で作詞された歌詞を「うたまっぷ」で発表するコーナーです。皆さんのご投稿をお待ちしております!
無料歌詞検索・うたまっぷトップへ
 人気投票投票 1 件

無料歌詞検索・うたまっぷトップへ

届かぬこの気持ち
作詞 菜央
塾の帰り。
もう8時過ぎ。
真っ暗な塾の前に自販機が2つ。
その、ほのかな光りに包まれて、私の心もあったかい。 

彼と友達と私。
私は、何もいえない。
友達がしゃっべっている。
私も、ガンバッテしゃべってみたり、笑ってみたり。
なんか、ドキドキしてて覚えてない。
でも、ちょっと寂しい感じが残ってる。
友達が、彼に
「好きな人いる?」
って聞いたとき、
「いない・・・」
と答えた彼。
なんとなくきずいた。
・・・いるんだなぁ。
私は、胸が張り裂けそうな気持ちになった。

私じゃない。
もっと遠くの、私なんかと比べ物になんないくらいの人。
そんな感じがした。

この場に友達がいて良かったと思った。
だって二人きりだったら、私、何にもしゃべれなくなるから。
この場に友達が居なかったら彼の気持ちも聞けなかった。
・・・早く帰りたい。
もうなんでもいい。帰りたい。
彼の気持ちにきずいてしまった私には、もう何もかもどうでもいいと思ってしまっている。
ほのかな光に包まれている私の心は、もう冷たい。

彼と友達と私。
いつまでココに居るんだろう。
友達は、とっても明るい声で話し掛ける。
私も、ガンバッテ答える。

目の前にすごく明るい光が来た。
お母さんだ。
・・・やっと帰れる。
そのとき私の心に一筋の光が差し込んだ。
彼が手を振ってくれた。
「バイバイ」
そういいながら。

分ってる。
特別な感情がないことは。
でも初めてだったから。
うれしい。

彼と友達とお別れ。
なんか寂しいのかうれしいのかわかんないけど、
私の気持ちは、伝わらなくても。
どんなにあきらめようとしても。
私は、あきらめられないと思う。
今でもそう思ってる。
でも、いい日だったな。

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
掲示板、
ブログ等に
リンク
URL▼

リンクタグ▼
歌詞タイトル 届かぬこの気持ち
公開日 2006/01/18
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ 片思い
コメント これゎ、本当にあった事、そのときの気持ちをそのまま書きました。
菜央さんの情報
  • プロフィールは公開されていません













うたまっぷTOP作詞スクール歌詞検索自作歌詞愛ことば便アーティストクリップうたまっぷインディーズ俳句・川柳
お問い合わせ歌詞リクエスト登録リンクURL登録音楽関係リンクサイトについてプライバシーポリシー
うたまっぷ