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君に・・・
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| 作詞 弘加 |
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人前で初めて泣いた日 君は死にたいと言ったんだ
死にたいから切るんだと 痛みなんて忘れたと
精神科に行かされて 包帯で巻かれても
君は嫌な顔一つせずに むしろ笑っていたのかな？
初めて傷を見たときに 沸いたのは感情じゃなく涙
君の言葉なんか聞こえずに ただただ君から逃げたかった
君の心配より先に 込み上げたのは吐き気
そんな私の動揺に 君は気付いていたんだね？
どうしようもなく腹が立ったんっだ
愚かな私に 薄情な私に
そんな私にできたのは
泣いてトイレにこもるだけ
自分の弱さをしらしめられた そんなある夏の日
人間を初めて殴った日 君は心を閉ざしたんだ
他に方法は無いのかと 止めろと言った私に
先生に連れて行かされて 理由を問われても
私は必死に唇を噛んで これはただの偽善かな？
初めて殴ったそのときに 言われた言葉は胸を刺した
あなたに分かるはずが無い 死にたいこの気持ちなど
カッターナイフを胸に隠し 睡眠薬を常備して
そんな君の姿など 見逃せるはず無いんだよ？
どうしようもなく悲しくなったんだ
聡い君が 生きない君が
そんな君にできたのは
感情を必死に殺すだけ
あなたの弱さを見つけてしまった そんなある夏の日
私の後ろめたさに君は気付いて
君の情けなさに私は気付いて
離れ合ったあの夏の日
私は君が見捨てられなくて
君は私を嫌いになりきれなくて
また二人で涙したあの秋の日
結局君は笑って逝った そんなある冬の日
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