|
|
|
失われる世界
|
作詞 鷹乃 |
|
僕はもうすぐ帰るんだ
無の世界へ
孤独な所へ
「もし僕が鼓動を止めても
君への想いは変わらないから」
使い古された言葉を
呟き曖昧に微笑む
照れ隠しだったのかな
面と向かって言う愛の言葉
最初で最後だったのに
もしも時に限りが無ければ
僕は君を愛せなかった
君との時は儚いからこそ
何よりも貴かった
輝いていた
「もし僕が形を失くしても
僕の心は笑顔でいるから」
君を慰める言葉が
僕の涙腺を刺激する
でも絶対泣かないよ
残り少ない時くらい涙に
邪魔されず君を見たいから
もしも時が人に優しければ
僕は君を抱き締めよう
君の体温すら知らない僕に
君の恋人なんて役
務まらないから
君は大切な人を、僕は世界そのものを
自分さえも失ってしまう
時の速さは皆同じなのに
時の長さは何故違う?
せめて愛する人とくらい
同じだっていいじゃないか
もう生きることに疲れたんだよ
別れの言い訳じゃないよ
眼はカラカラなのにぼやける視界
僕は悲痛なお別れを
笑顔で迎えた
君もいつかは帰るんだ
違う世界へ
僕の所へ
|
|
|