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いいキッカケ
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作詞 わたげ |
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俺の毎日は 気づけばいつも溜め息ばかりだな
「・・・おはよう」
「あ、おはよう!」
やっと話しかけられた・・・まだ今日で1回目
何かキッカケねぇかな・・・いいキッカケ
コイツともっと喋れるキッカケ
キッカケキッカケきっかけキッカケ kikkake・・・
駄目だ頭が割れそうだ
俺は打算的なのは無理だ もっと単純なのねぇかな
・・・・・ない
じゃあ小せぇ所からこつこつと
・・・・・どこからやりゃあいいんだ
じゃあ友達になんかたのんで呼んでもらうとか
・・・・「てめぇのことはてめぇでやれ」だよな
・・・・・・一体俺は何してるんだ
告っちまえばそれで終わりだろうが
ドサっ
「きゃっ!」
「?」
何だ?誰かが何か落としたか?
後ろを振り返ってみると アイツが資料大量に落としちまったらしい(アイツとはもちろん俺の片想い中の女)
「・・・手伝おうか」
俺はつい言葉が出た。
「あ、うん。ごめん・・・」
「・・・」
頼まれたから適当に手伝った。
「これどうすんだ?こんな大量の資料」
「先生の所持って行かなきゃいけないんだ」
「職員室か?」
「うん。あ、拾ってくれてありがと。じゃあね」
「かせよ半分。持ってってやるから」
「え?あ、ありがとう・・・」
「・・・・」
今・・・聞いてみようか。
好きな人いるか、どうか・・・
「お前・・好きな奴とかいる?」
「・・・え?」
「だから・・・」
「・・・えっと・・・いるねぇ」
「!!!」
大ショック。大恥。大失恋。俺の初恋これにて終了。
「・・・だ・・れだよ・・・?」
「・・・・今一番近くにいる人」
「・・・・は?」
「だから今・・・・」
しゃべっているうちに職員室着いちまった。
着くなァァァ〜〜〜〜っっ。。。。
「・・で。誰だよ」
「・・・」
コイツはどさっと資料をおくと、一言残して去っていった。
「・・・あんただよバーカ」
・・・・馬鹿はどっちだアホ ////・・・
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