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バブルグラス
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作詞 ROSE TONGUE |
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叶わない夢なら見たくないわ
契だけで明日を繋ごうとしないでよ
弱い炎は見届けず消すわ
面影に縋ってまで泣くのは厭なの
淡い水滴にぼかす涙の
誤魔化しに必死だったんでしょう
湧き上がる小さな気泡が何時か
抜けきってしまうのを只恐れて
あの熱く弾けるバブルみたく
何もかも消えてゆけば安定
ロゼ色に入り浸るその背中に
揺らぐグラスの底を見ていたの
唇になぞらう淵が馳せる想いも
あの頃から変わらずに飲み干せてはいないの
空のグラスに音傾け落ちたロックアイス
その下には未だ見えるものがあるのでしょう
爆ぜて栓の抜けた口からは
微炭酸が逃げて行く
焦りを覚えて再び閉じても
その隙間から絶えず零れる視線
せめて沈む一瞬に賭けては
泡の如く白く包み込んでよ
氷が溶け薄まった涙が
後味悪く全てを台無しに
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