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満月(Full moon)がのぼる空。
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作詞 & |
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この少しの時間が神様が最期に私にくれたもの
そんな少しの時間なんていらない
もう、どんなにもがいても無駄なんてこと分かりきっているんだから
でも、今の私にはそんな少しの時間が必要なのかもしれない・・ 今だからこそ必要なのかもしれない
だけど、時間が増える程みじめ
もう、さっさと『死にたい』 そう私は言った
無駄な事を何回続けたって無駄、変わりはしない
そう…変わらないんだ
祈ったって願ったって叶わないことは叶わなくて
するだけ無駄
変わらないものなんてどこにも無くて、何もかもが少しづつ変わっていく、分からないだけで、気にしていないだけで、本当は、変わっていっている
『死ぬ』 本当は恐い、 誰も知らないところで一人泣いてる、迷ってる、祈っている、強がっている・…
誰もがいつか、環ってくる場所 生まれた場所 一番大切な場所 たったひとつの居場所 残っているかな?
ねぇ、あの日の約束私じゃ叶えられないけれど、君にならできると想うから、その続きは君が創ってね…
後になってから気づく、残された時間が少なくなってから気づく、守りたいもの、大切なもの、好きなもの
失ったものは、もう戻らない、失った時間はもう取り戻せない・・…
あの日、病院を抜け出した、空には満月が儚げに輝いていた
君と一緒に見た半月から満月へ、多分、あれが君と最期に見たものになるんだろう…
何かから逃げ出すように走り出した、走れないのに走った、恐れているものは何?『死ぬこと』『生きること』?
昨日中、降りつづけていた雨のせいでできた大きな水溜りに知らないうちに零れた涙が波紋を広げて滲んだ
ただ、ひたすら走った、行く場所なんて決めてなかった、行く場所なんて無かった・…
私が恐れているものは…『満月(フルムーン)』
汚い私を照らし包む切ない眩い光、大きな存在感、その全てが…存在する意味さえ消してしまう…
私がもしまだ生きられるなら、あの日のこと全て謝りたい、私がもしまだ生きられるのなら、あの日の約束守りたい…
きっと、まだ、遥か彼方に描いた夢たちが光の線になって私を縛ってる、遠い場所に行けないようにしている・・・
でも、もうその呪縛も解けて遠い遠い場所へ向かうだろう
あぁ、今から向かう場所が『永遠』だとしたら、この地球(ホシ)は何て呼べばいい?
あぁ、君がもし何年後かに私のことを忘れても、悔やみはしない、私が君を縛ることなんてできないのだから・…
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