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Rainy time
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作詞 LUVIN |
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空はそれを知っていたかのように
風はそれを分っていたかのように
色褪せていた畦道が芽吹く頃
僕らは三度目に出会った
非情な現実に打ちひしがれたままで
それに意味はあったのか
雨宿りの木の下で
互いの傷を舐め合った偽りの時間
滴る雫がかすかに残った何かを
雨の中に溶かして
鳥はそれを笑っているかのように
人はそれを悟っているかのように
こぼれ続けていた涙が涸(か)れる頃
僕らは何もかも捨てた
どこまでも背を向けて歩いて行って
それに意味はあったのか
雨宿りの木の下で
互いの傷を舐め合った偽りの時間
滴る雫がかすかに残った何かを
雨の中に溶かして
壊れた時計(はり)は十\三を刻み、
破れた地図は故郷を奪い、
飾りを失った自身は切なさに光を奪われた。
・・・だけどそれの思い出はそのままに
それに意味はあったのか
雨宿りの木の下で
互いの傷を舐め合った偽りの時間
滴る雫がかすかに残った何かを
雨の中に溶かして
それは雨の中に。
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