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さくらんぼ
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作詞 みらの |
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僕らは双子のさくらんぼ
一番てっぺんにすんでいて
真っ赤に光って眩しいよ
ある日、麦わら帽子をかぶった
可愛い女の子が
さくらんぼがりに来たのさ
僕らはその子に一目ぼれ
体ゆすって手の中に落ちたいよ
その子はとても小さくて
僕らには手が届かない
そして悲しい顔して
むこうへ行っちゃったのさ
あぁ、自分の無力さに
こんなにも気づかされたなんて
あぁ、君のこと好きなのに
何も出来なくて
ごめんね
僕らはずっと考えたのさ
もしも僕らが飛べたなら
もしも歌声があるとするなら
君のために必死になれるのにな
ずっと忘れられなくて
ずっと悩んでいて
僕らはただ真っ赤なだけのさくらんぼ
君を好きになる資格なんてないのかな
そのとき風が僕らを呼んで
ふわりと宙に舞い回って飛んで
君はふと振り向いて驚いて
僕らを温かい両手で包んだ
大好きな君の元へ
笑顔が素敵な君の元へ
願えば奇跡が起こるかもしれないよ
僕らのようにね
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