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薔薇の花畑
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作詞 A_subaru |
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探しに行くのは自分のため
ほかの何でもない
見出だせなかったものを
この目に焼き付けるため
憧れが眩しすぎるあまり
目が霞んで何も見えなかった
いつの間についた擦り傷と
自ら刺した胸の傷を
少しでも愛しく思えたら
僕はきっと変わることができる
差し出された手を素直に掴めなくて
無理矢理片足で歩き続けた
"僕は強いんだ"
言い聞かせた全てが今は
春風に乗って流されていく
今ではもう目を閉じてでも街を歩ける
素足で薔薇の花畑も進める
僕の気持ちが前を見据えていれば
空へだって羽ばたける
眩しすぎた憧れを
少し目を細めて見つめてみた
案外見えるものだった
必死になって焦りすぎて
方法を探すこともしなかった
僕が帰る頃にはきっと
擦り傷も胸についた深い傷も
意味を持って痛みが変わる
自分を苦しめる痛みから
人に優しくなるやわらかな痛みになる
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