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夜の真中
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作詞 黒猫 |
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何か物音 夢壊し
暗い 夜の 途中
光る蜘蛛の巣 蝶を捕る
綺麗 網の 切れ間
漆黒の蝶は逃げ 黒影映す 水面に移る
つきが死んだ日 尽きて死んだ蝶
無価の命を助けるために 何をしよう? 何ができる?
こうしてる間に ほら、また一つ 何かが消えた
時の流れはいつも無情で 何を見た? 何が見える?
こうしてる間に ほら、また一つ 記憶が消えた
凍て付くほどの 綿が降り
痛い 鈍る 神経
狂い咲きした 秋桜
怖い 朝の 尻尾
鴇色の花は枯れ 欠片だけ散る 泪が満ちる
少女が死んだ日 尽きて枯れた花
無罪の命を殺さぬために 何をしよう? 何ができる?
こうしてる間に ほら、また一人 誰かが泣いた
人の流れはいつも無情で 何を得た? 何を失う?
こうしてる間に ほら、また一人 誰かが消えた
何か物音 夢に堕ち
寒い 夜の 中へ
こうしてる間に ほら、また一つ 星が流れた
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