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あなた。
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作詞 氷咲 月 |
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例えば、水たまりが出来るくらい泣いたら
あなたは私を心配してくれる?
例えば、声が掠れて出なくなるまで叫んだら
あなたは私に気づいてくれる?
例えば、馬鹿みたいに大袈裟に転んだら
あなたは手を差し伸べてくれる?
例えば、目の前で寒さに震えていたら
あなたは優しく抱き締めてくれる?
そんな風に、あなたの事ばっかり考えてたよ。
人を信じる事にさえ、怯えていたのに
どうしてこんなに好きになれたのか不思議なくらい。
好きになった分だけ傷ついて、
約束を結んだ数だけ繋がれて、
笑顔になった分だけ幸せ感じた。
また一日、また一日と、あなたと過ごす日々が増えて
また一年、また一年と、年を数えていくのだろう。
『もう泣かないよ』なんて
『もう大丈夫だよ』なんて強がりを言えるのは、
降り止まない雨の中でも、あなたが傘をくれるから。
『もう負けないよ』なんて
『でも行かないで』なんて矛盾してしまうのは、
あなたの前で笑っていると、強がってしまうから。
あの日、おひさまの下で、繋いだ手を
離さずに、決して離さずに、最期の時まで握り締めてよう。
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