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水平線
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作詞 1405 |
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何もかもを
包み込んでしまう その背中を
いつのまにか許せずに
嫉妬なんて感情を覚えた
その生まれたての
真っ赤な本能\で
ついには君を
殴り飛ばした
そうそれは
繰り返し
繰り返す日々
それでも君は
逃げ出すこともせずに
いつでも
そういつでも側にいる
捨てられた猫より粗末に
置き去りにされた
雨の夜さえも
自らを
哀れむこともせずに
側にいる
温かなぬくもりで
いつまでも夢見心地
この胸に頬を何度も寄せては
甘く微笑んでいる
それを憎み
妬みながら
卑怯に縋る僕さえも
許し続ける 君
ある日君は僕に言った
「愛している」と
ありきたりだろう
言い慣らしてきただろう
なのに僕は不意に涙を零した
だってそれは
言葉という鎖を
持たない君の
呪文
最期の呪文
明日にはきっと
この魔法は解ける
あぁ そうだ
僕は今更
それに気付くんだ
今朝は
いつものように
小窓から差し込む光に目を覚ます
違うのは
君がいない
君がいない
そう それだけ
だから僕は
数ある強がりを
1つだけ君に贈ろう
「さようなら」と
抱えすぎた思い出に
君が
いいやきっと
僕がね
溺れぬように
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