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あのひのばすけ
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作詞 あいつ |
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もう、響かせることのできない歓声
あいつらがうらやましい
ねぇ??なんで自分が選ばれた??
始まりは、誰にでもあるちょっとした捻挫
顧問の「大丈夫か??」
そんな質問聞く方がおかしい
あと2ヶ月で初めての自分らの大会
大丈夫に決まってる
大丈夫に決まってる
それから1週間 1ヶ月が過ぎても
足の痛みはおさまらない
だけど、部活は夜遅くまで
医者に行く時間なんてない
走るのがつらい
ジャンプするのがつらい
バスケがつらい
階段がつらい
ついには
歩くのだってつらい
ねぇ??どうした、自分の足だよね??
膝から下がまるで別の人のもの
4番でキャプテンでエース
誰よりも速く走ってて
ねぇ??なんで自分が選ばれた??
バスケが好きで
何があったってボールとゴールは味方で
体育館は自分だけの舞台で
誰よりも輝いてる、そうでしょ??
ついに来た自分らの大会
先輩いるころから夢だった舞台
順調に勝ち進んで喜ぶ部員の目の前で
ただ1人、声を上げて泣いた
ねぇ、嘘でしょ??これは、夢だよね??
大事なとこでファールもできない
いつから小心者になったの??
リバウンドでジャンプもできない
いつからこんな姿になったの??
目の前に相手が2人でドリブル止める
エースって呼ばれてたのはいつだっけ・・・
始まりは、誰にでもあるちょっとした捻挫
顧問の「大丈夫か??」
そんな質問を試合中にしてきて
泣きながら「もう代えてください」
大丈夫なんて嘘でも言えない
真っ赤に腫れて悲鳴をあげている足を
ベンチで見つめるかつてのエース
後輩の心配そうな目線
頼むからそんな目で見ないでよ
バスケが大好きで
ぶっ倒れるまで走り回った
ねぇ、あの日の自分を
どこに置いてきちゃったんだろう・・・
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