|
|
|
札幌市営地下鉄東西線2番ホーム
|
作詞 おーじ |
|
「間もなく2番ホームに宮の沢行きが到着します…」
「白線より下がってお待ち下さい…」
あとちょっとだけ
待って欲しいな
一分だけ
いや、十\秒でいい
僕らしかいない2番ホーム
僕らだけの2番ホーム
君を見送る為に買った
行き先のない二百円の切符
やがて地下鉄はやって来て
君はベンチから腰を上げた
握ってた手は離れてく
僕に温もりと残り香を置いて
振り返る事無く乗り込んで行った
「2番ホームから宮の沢行きが発車します…ご注意下さい…」
二人の間を
邪魔するように
扉が閉まる
ベルが響く
「あっちでも頑張る」って
自信持って話してくれたから
何も心配はしてないよ
振り向いた君は涙を流して
「待っててね」って言ってくれたんだ
旅路へと走っていった地下鉄
僕しかいない2番ホーム
「待ってるよ」って呟いて
改札を出て駅を後にした
|
|
|