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先生へ
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| 作詞 □月見里□ |
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一昨日小学校の時の担任が亡くなった
大嫌いだったクソ\ババア
贔屓をし、剣道を侮辱し、子どもの夢をぶち壊したあのクソ\ババア
クラスの殆んどがあいつを嫌っていた。
あいつを慕っていたのは頭がよく、あいつに気に入られた生徒だけだった
あのクソ\ババアも贔屓されてた生徒も大嫌いだった
卒業式、やっと別れることが出来て清々した
最後に会ったのは、去年の夏ごろだった
中学校を小学校の先生全員がみにきたときだった
愛想良く振舞った
心の中では「もう２度と会いたくなかったのに」と叫んだ
「もう２度と会いたくないと」願った
その願いが本当になった
去年の冬頃、あいつは入院した
病名とかは分からなかったが、すぐ復帰するらしい
「そのまま死ねばいいのに」ふざけて笑いながら言った
その言葉も本当になってしまった
一昨日の昼亡くなったらしい
昨日知った
学校に言ったら皆あいつの話をしていた
あいつを慕っていた、頭のよく、あいつに気に入られてた生徒が泣いていた
他の皆は泣くわけもなかった
今日お通夜だった
皆が行くと言ってたから、どんな顔で死んだのか見たくて行った
一瞬違う人に見えた
元々細めの人だったが、やつれていて、違う人に見えた
涙は流れなかった
泣く気にもなれなかった
家に帰って、小学校の頃のノートや卒アルを見た
ノートに、あいつの字でいろいろ書いてあった
あいつの字はきれいだった
涙がこぼれてきた
あいつのことは嫌いだった
でも、相談にも乗ってもらったし、笑顔も貰った
涙が止まらなくなった
棺に入ったあいつの顔が頭のなかを過ぎる
嫌いだったけど、良い先生だった
卒アルには、微笑んでいるあいつがいた
あいつから私へのメッセージも書いてあった
机には、修学旅行に行った時の、クラス全員で大爆笑している写真があった
眼が熱くなった
あんなに大嫌いだったのに、悲しくて、切なくて、涙が本当に止まらなくなった
悪口言って、ごめんなさい
ありがとう先生
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