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2度目の5月
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作詞 加奈汰 |
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2年生になったのがついこの間のようなのに
もう、中学最後の冬が来るね
吐く息がこんなにも白くなって
あたしは少し淋しくなる
君のこと「好き」と気付いたのは
桜が終わった5月だった
隣の席になって初めて喋ったのに
本当に、不思議でならなかった
入道雲が出て、枯れ葉が落ちる
初雪が降って、また桜が咲いた
友達は「長いね」と言うけれど
あたしにとっては短かった
また入道雲が出て、枯れ葉が落ちた
刻一刻と近づく「卒業」に
あたしの心は泣き声をあげる
君はどこの高校に行くのだろう
君と過ごす5月は
もう2度と来ないものなのか
2度目の5月を待つあたしは
少し贅沢過ぎるのかな・・・
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